オリンピアン巡回指導事業 -バレーボール教室(鹿児島県)
イベント概要
イベント名 |
平成19年度
オリンピアン巡回指導事業- バレーボール教室(鹿児島県) (おおすみくん家バレーボールキャンプ) |
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日 時 | 2008年2月2日(土),3日(日) | 会 場 |
国立大隈青少年自然の家 国立鹿屋体育大学 |
主 催 |
独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立大隈青少年自然の家 |
協 力 | NPO法人日本オリンピアンズ協会 |
運営協力 | 鹿屋体育大学女子バレーボール部 | 後 援 |
国立大学法人鹿屋体育大学 鹿児島県バレーボール協会 |
開催レポート
平成20年2月2日~3日の1泊2日、1976年モントリオールオリンピック大会バレーボール金メダリストの荒木田裕子さんと田中克子さんの2名のオリンピアンを講師に迎えて『平成19年度オリンピアン巡回指導事業(バレーボール教室)』が開催され、県内の小学生146名が参加しました。
【1日目】
1日目はまず鹿屋体育大学の体育館にて開会式と実技指導が行なわれました。
開会式では主催者を代表して大隈青少年自然の家 髙橋伸一所長の開会挨拶、鹿屋体育大学女子バレー部の濱田幸二監督から激励の挨拶があり、続いて講師、スタッフが紹介されました。
実技指導ではまず、鹿屋体育大学女子バレー部員のご協力の下ウォーミングアップ、続いて各種パスの指導が行なわれました。最初は2人1組でのトスの練習でしたが、参加者のレベルがとても高く、途中から応用練習に切り替えて、横向きや後ろ向きで相手に返す練習を実施、レシーブ練習では一度上に上げてから相手に返す方法や横に移動しながらの練習、また3つの異なった球種のレシーブを連続して行なうなど、レベルの高い指導が行なわれました。子どもたちも最初は始めて行なう練習に戸惑っている様子が見られたものの、オリンピアンからの的確なアドバイスをすぐに吸収していました。
また今回はモントリオールオリンピック大会の金メダルをお持ちいただいており、練習の最後には即席のチームを作り、金メダルを見る順番を決めるための、連続パス50回クリアするゲームも行なわれ、子どもたちは声を掛けながら必死にボールを落とさないように頑張り、間近で見る金メダルに、子どもたちの目は釘付けでした。
実技指導終了後、国立大隈青少年自然の家に移動し、食事などを済ませ20時から約1時間鹿屋体育大学濱田監督進行のもと、トークショーが行なわれ、同期ならではの息の合ったトークで、バレーボールを始めたきっかけや、現役時代のエピソードといったご自身の体験談から、現在の日本代表チームについてなど、貴重なお話しをしていただきました。また子どもたちに対しても「オリンピックに出るということは届かない夢ではない、届くところにあるもの。2010年のユースオリンピックや2016年のオリンピックは皆さんの世代が活躍する大会。オリンピック選手になるんだという大きな目標と、その過程となる身近な目標をしっかりと持って頑張って欲しい。」と力強い発言がありました。
【2日目】
2日目の練習はまず1日目に行なったトスやレシーブの復習練習が行なわれました。始まる前に田中さんから「昨日教わったことをしっかりと思い出してやりましょう」という言葉があり、子どもたちも教わったことをしっかり意識して練習に取り組み、オリンピアンが近くに来たときには自分たちから声を掛けて指導してもらうという場面もたくさん見られました。また、1日目の復習練習に加え2日目はスパイク練習やサーブ練習も行なわれました。そして練習の最後には試合が行なわれ、2日間でオリンピアンに教わったことを子どもたちも早速実践で生かし、指導者の方々も子どもたちの成長に感心していました。
最後に閉会式では、荒木田さんから「コーチやご両親などいつも支えてくれている人への感謝の気持ちを忘れずに、またオリンピックに出るんだという大きな目標とその過程での身近な目標を持って頑張って欲しい。」田中さんから「たくさんボールに触ってボールと友達になり、コーチの言うことをしっかり聞いてこれからも楽しいバレーボールを続けてください。」とのメッセージが送られ、2日間にわたって開催された本事業は閉会しました。
オリンピアンプロフィール
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田中 克子
(左 = たなか かつこ)モントリオールオリンピック 金メダル (1976)
荒木田 裕子
(右 = あらきだ ゆうこ)モントリオールオリンピック 金メダル (1976)