オリンピアン巡回指導事業 -バスケットボール教室(石川県)
イベント概要
イベント名 |
オリンピアンふれあい交流事業 -
バスケットボール教室(石川県) (子どもゆめ基金助成事業) |
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日時 | 2007年2月12日(月・振) | 会場 | 七尾市総合市民体育館 |
主管 | 七尾市教育委員会 | 後援 | NPO法人日本オリンピアンズ協会 |
協力 | (財)日本オリンピック委員会 | 運営協力 |
七尾市中学校体育連盟、 七尾市学校体育研究会 |
開催レポート
石川県七尾市の七尾市総合市民体育館において、オリンピアンふれあい交流事業(バスケットボール教室)が開催され、七尾市内のミニバスケットボールクラブの小学生及び中学生約160名が集まりました。
開会式では、本会鶴見修治理事から、本会及びオリンピアンに関する説明と共に、「ケガのないよう、楽しい思い出に残るような教室にしましょう」との挨拶の後、七尾市の中島輝夫教育長より、「バスケットで長い歴史と伝統を持つ七尾の皆さんが、さらに自分の技を磨き、人間的にも大きく成長するために、このような機会は本当に有意義なものになると確信しています」と、また七尾市体育協会の長憲二会長より「“バスケットの七尾”から将来の代表選手が出るように、ケガのないように頑張ってください」と挨拶がありました。最後に講師の参河紀久子氏、川﨑真由美氏の両名が紹介され、実技指導に移りました。
講師の参河紀久子さんと川﨑真由美さんは、ともにアトランタ大会に出場。日本の女子バスケットボールでは20年ぶり2回目のオリンピック出場を果たし7位に入賞しています。
教室は、七尾市バスケットボール協会の方々や参加各クラブ・学校の指導者の方々のご協力のもと、小学生と中学生に分かれて指導が行われました。午前中は、まずウォーミングアップから始まり、ボール扱い、ドリブル、パス、シュートと順を追っての基本的技術を中心とした指導となりました。講師は参河氏が中学生を、川﨑氏が小学生をそれぞれ担当。多くの子供たちに声をかけながらの指導となりました。午後には、1対1のオフェンス及びディフェンスや、シュートまでの動きなど実戦的な内容となり、最後にはオリンピアンに地元の指導者3名を加えた“オリンピアンチーム”とミニゲームが行われ、参加者代表で構成した2チームが挑みました。2チームとも、ハンディはあったもののオリンピアンチームに勝利し、七尾市のバスケットボールのレベルの高さを見せていました。また、タイムアップ寸前に参河氏のロングシュートが決まるなど素晴らしいプレーを見ることができ、応援していた参加者たちも盛り上がっていました。
引き続き行われた閉会式では、参河氏から「一人ひとりの目標を一つずつ積み重ねていって、チームの大きな目標に到達してください。今日はレベルが高くて、びっくりしました。これからもますます全国に通用するようなチームに成長していってほしいと思います」と、川﨑氏から「NBAの選手も基礎をやらないと凄いプレーはできないので、今日やったことが参考になればと思います。皆さんこれからもバスケットを好きでいてくれたら嬉しいもで、オリンピックを目指して頑張ってください」というメッセージがありました。ミニゲームで対戦した参加者たちは、「すごく動きが速かった」、「シュートとか教えてもらったことが役に立ちそう」と感想を聞かせてくれました。
七尾市バスケットボール協会の柿島誠一会長は、「今日のような基本的なことをしっかりできる人から、次のステップに進むことができます。これを皆さんは日頃の練習の中でどれだけ意識して取り組むかが大事です」と挨拶、最後に鶴見理事より「皆さんの素晴らしいバスケットを見せていただきました。大きな夢を持って、今日をスタートラインに将来に向かって一つひとつ頑張ってほしいと思います」と挨拶があり、成功裡のうちに終了しました。
ミニ親善試合
参加者代表で構成したチームとオリンピアンチームの親善試合
閉会式
- 柿島誠一七尾市バスケットボール協会会長の挨拶
- ○×クイズで講師のサインをプレゼント
- 七尾市教育委員会スポーツ振興課の皆さんと
- 教育長、体育協会会長と共に
講師(オリンピアン)プロフィール
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川﨑 真由美(かわしま まゆみ)
写真右アトランタオリンピック 7位 (1996)
参河 紀久子(みかわ きくこ)
写真左アトランタオリンピック 7位 (1996)