事業

オリンピアンふれあい交流事業 – 陸上・マラソン教室(佐賀県)

イベント概要

イベント名オリンピアンふれあい交流事業 – 陸上・マラソン教室(佐賀県)
(子どもゆめ基金助成事業)
日時2007年2月11日(日)
会場佐賀県総合運動場陸上競技場
主管(財)佐賀県体育協会
佐賀県スポーツ少年団
後援佐賀県教育委員会、
(財)日本陸上競技連盟
協力(財)日本オリンピック委員会

開催レポート

 佐賀県の佐賀県総合運動場陸上競技場において、オリンピアンふれあい交流事業(陸上・マラソン教室)が開催されました。今回は佐賀県スポーツ少年団駅伝大会と併催する形で行われ、500名を超える佐賀県内のスポーツ少年団のメンバーとその指導者、保護者の方々が集まりました。

 肌寒さは残るものの好天に恵まれたなか行われた開会式では、主管である佐賀県スポーツ少年団 川久保副本部長の開式の言葉に続き、主催者を代表して本会早田理事長から、「今回のようにオリンピアンとふれあう機会を大切に、スポーツを楽しみ、今後の活動に生かして欲しい」との挨拶があり、続いて、佐賀県スポーツ少年団中島本部長から挨拶後、(財)佐賀県体育協会松永事務局長より今回の講師が紹介されました。

 今回の講師には、ソウル大会出場の浅井えり子氏(陸上・マラソン)、アトランタ大会・シドニー大会出場の中村行成氏(柔道)を迎え、まず、中村氏が講演にて自身の経験を基にオリンピックを目指したきっかけやスポーツを通じて挑戦し、元気に活動することの大切さを伝えると、参加者からも活発な質問の声が上がりました。

 続いて、講演を行った浅井氏からも陸上を始めたきっかけや競技を続けていくことの大切さが伝えられ、その後行われる駅伝大会のウォーミングアップとして、二人の講師と参加者全員でトラックをゆっくり走り始めると、講師の周りを取り囲むようにして参加者の輪が出来、交流を楽しみました。

 講演の後は、駅伝大会の準備が整えられ、第一陣のスタートには講師の浅井、中村両氏と本会早田理事長が共に走ることになりましたが、参加者の熱気溢れる真剣な走りっぷりに講師からも「さすがに元気が良くて、速いですね!」と嬉しい驚きの声が上がりました。その後も、駅伝大会の熱気の中、ところどころでオリンピアンと参加者が交流する姿も見られ、大きな盛り上がりを見せて成功裏に終了しました。

【浅井氏コメント】
個人競技が多い陸上の中で、特に子供向けの駅伝大会は少ないので、それに参加できたこと自体が良かったし、たすきをつなごうと懸命に走る姿も見れて嬉しかったです。
小学生の頃は色々なスポーツを経験してバランスの良い身体を作って欲しいし、大きくなってからもスポーツを長く続けて欲しいと思います。壁にぶつかってもあきらめずにやっていれば、色々なものが見えてくると思います。頑張ってください!

【中村氏コメント】
本当に良い天気で、その中で色々な競技の子供たちが集まって駅伝大会を行うというだけでも素晴らしいことだし、参加した子供たちの目の輝きを見られただけでも、僕にとっても十分意味のあることだと思いました。
子供たちがオリンピアンとふれあうことは、自分の子供時代を思い返しても興奮する出来事ですし、(自分もあのようになりたい!)と思うのが素直な気持ちだと思います。ですから、こうした機会をどんどん増やしてスポーツへの興味を深めてあげること、そのためにオリンピアンとのふれあいの機会を作ってあげることは本当に大切だと思います。佐賀の澄んだ空気と子供たちから元気をもらいました!

マラソン実技指導

公演の様子

駅伝大会

講師(オリンピアン)プロフィール

ハミルトン世界選手権 金メダル (1993)
アトランタオリンピック 銀メダル (1996)
シドニーオリンピック 出場 (2000)
現在、全日本柔道チーム男子専任コーチ。

東京国際女子マラソン 2位 (1984)
ソウルオリンピック 出場 (1988)
名古屋国際女子マラソン 優勝 (1994)

東京オリンピック(1964)
男子団体総合 金メダル/男子つり輪 金メダル/男子個人総合 8位