オリンピアン巡回指導事業 - 水泳教室(北海道)
イベント概要
イベント名 | 平成18年度オリンピアン巡回指導事業 - 水泳教室(北海道) | ||
---|---|---|---|
日時 | 2007年2月3日(土)~4日(日) | 会場 | 国立大雪青少年交流の家 |
主催 | 国立大雪青少年交流の家 | 後援 | NPO法人日本オリンピアンズ協会 |
開催レポート
2月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり、北海道の国立大雪青少年交流の家にて、吉見譲氏と日高登氏を講師に迎え、オリンピアン巡回指導事業(水泳教室)が開催されました。今回は30名の小学生とその指導者、保護者の方々が集まりました。
1日目は講堂にて開会式が行なわれた後、吉見氏による講演が行われました。講演は『継続は力なり』という演題で、スライドを駆使しながら、小学生の参加者に対して分かりやすく熱のこもった語り口で、“なぜ泳ぐの?”というテーマについては精神面から、“どうしたら速く泳げるの?”というテーマについては医科学面から丁寧な説明が続き、熱心な質疑応答に予定時間を越えるほどの盛り上がりでした。
講演後は実技指導に移り、講師の吉見氏と日高氏に加え、旭川医大・水泳部の補助員と共に、軽いストレッチから、泳ぐために必要な筋肉の説明、個人差のある体力に応じたトレーニング方法など、これから成長期を迎える子どもたち向けの指導が行なわれ、一緒に参加した保護者や指導者もその指導法に大きく興味を示していました。
また、夜にはプールでの実技指導が行なわれ、外は-12℃という吹雪でしたが、暖かい温水プールの屋内には子どもたちの元気な掛け声が響き、ゲームを交えた基礎トレーニングでは参加者の笑顔が溢れました。また、水中カメラによる映像を見ながらの指導も行なわれるなど、充実した指導内容で1日目のスケジュールを終えました。
2日目はプールにて、4泳法について具体的に解析・説明され、それぞれの特性に応じた泳法の指導が行なわれました。これは前日の吉見氏の講演の“どうしたら速く泳げるの?”というテーマを実際に体験する形で行われ、ちょっとしたアドバイスで子どもたちの泳ぎが速くなる様子を見守っていた保護者や指導者からは、吉見氏・日高氏の流石の指導に感嘆の声が上がりました。
このように、参加者から予定時刻を過ぎても「もっと教えて…」という声が上がるほど熱のこもった指導が行われる中、最後はプールで記念撮影を行い、2日間にわたる今回のオリンピアン巡回指導事業も成功裏に終了しました。
講演会 ~ 講堂での実技指導
- 講演を行う吉見氏
- ストレッチやトレーニングなどを指導
- 水中カメラを使った指導も
- 参加者たちも楽しそう
- 2日目も熱心な指導が続いた
- 最後はプールサイドで記念撮影
講師プロフィール
吉見 譲(よしみ じょう)
アトランタオリンピック 出場 (1996)
男子200m個人メドレー
日高 登(ひだか のぼる)
ニューデリーアジア大会 出場 (1982)
現在、藤村水泳教室指導員。