オリンピアンふれあい交流事業 - テニス教室(東京都)
イベント概要
イベント名 | オリンピアンふれあい交流事業 - テニス教室(東京都) (子どもゆめ基金助成事業) |
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日時 | 2006年9月18日(月) | 会場 | 哲学堂公園テニスコート |
主管 | 日本体育施設グループ | 後援 | 中野区教育委員会、 (財)日本テニス協会 |
協力 | (財)日本オリンピック委員会 | 運営協力 | 中野区体育協会、中野区テニス連盟 東京キリンビバレッジサービス(株) |
開催レポート
9月18日(祝・月)、東京都中野区の哲学堂公園テニスコートにおいて、都内では初となるオリンピアンふれあい交流事業(テニス教室)が開催されました。今回は中野区在住の小、中学生約100名が集まりました。
開会式では本会早田卓次理事長から、本会及びオリンピアンに関する説明と共に、「この教室が、スポーツを楽しみ、オリンピックを目指すようなきっかけになれば」との挨拶があり、中野区教育委員会沼口教育長、主管の日本体育施設グループ奥社長の挨拶の後、講師の3名が紹介されました。
講師には、アトランタ大会に出場し、トッププロとして活躍している鈴木貴男氏、アトランタ大会、シドニー大会、アテネ大会の代表コーチを務めた竹内映二氏、アテネ大会代表監督の植田実氏という日本の代表として最前線で活躍されている方々を迎えました。また、講師のサポートとして、日本大学、青山学院大学、日本女子体育大学の学生の皆さん、中野区テニス連盟の方々、主管である日本体育施設グループの方々のご協力のもと、たくさんの保護者の方が見守る中、安全と参加者のコンディションにも十分配慮して指導がスタートしました。
指導は、全体でのウォーミングアップから始まり、6面のコートに分かれて、ストローク、ボレー、スマッシュ、サーブなどの指導がレベルに合わせて進められました。一人一人に笑顔で声をかけ、コート間を駆け回る講師陣の指導に会場全体が大いに盛り上がり、始めの内こそ時折雨のふる不安な天候ではありましたが、会場の雰囲気に後押しされるかのように後半は天気も回復し、参加者が目を輝かせて楽しむ姿が印象的でした。
指導の最後に行われた講師陣によるダブルスのエキジビジョン・マッチでは、見学していた保護者の方々もコートサイドに集まり、日本のトップ選手である鈴木氏やデビスカップに出場した竹内氏を中心とした素晴らしいプレーに歓声が上がり、応援合戦も行われるなど会場全体が一体となる素晴らしい雰囲気の中で、参加者の怪我もなく、無事に全プログラムを終了しました。
引き続き行われた閉会式では、鈴木氏から「今日のこのイベントをきっかけにテニスをもっと好きになって、将来、オリンピックを目指すような選手が現れてくれれば」というメッセージがあり、本会大山事務局長の「『ありがとう』という感謝の気持ちを大切に」という閉会の挨拶で、最後まで盛り上がりを見せた本教室は成功裏に終了しました。
開会式
- OAJ早田理事長による開会の挨拶
- 中野区教育委員会沼口教育長の挨拶
- 主管の日本体育施設グループ奥社長の挨拶
- 保護者の方々も大勢いらっしゃいました
講師プロフィール
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植田 実
(うえだ みのる)
【びわこ成蹊スポーツ大学助教授】
アジア大会日本代表選手 (1982、86)
アジア大会代表監督(1998)
アテネオリンピック代表監督(2004)
フェドカップ代表監督(2005~)
元デビスカップ代表コーチ
JOC平成14年度スポーツ指導者
海外研修員(2002 スペイン)
JOC情報・医・科学専門委員会
ナショナルコーチアカデミー部会員
(2005~)【今回の感想】
今回の指導に参加して大変良かったと思います。指導自体も大変面白かったですし、皆さんの協力も大きかったと思います。
(参加者へのメッセージとしては)
今回のイベントを通して、我慢して頑張ったら、結果はついてくるということを伝えたいですね。同時に、やってなかった物事にトライする大切さや行動することで得られることの素晴らしさも感じてもらえたら嬉しいと思います。 -
鈴木 貴男
(すずき たかお)
【プロテニスプレーヤー】
デビスカップ出場
(1995~99、2001~05)
アトランタオリンピック出場(1996)
ミラノ・チャレンジャー優勝(2003)
ブラジル・カンボスチャレンジャー
優勝(2004)
全米オープン出場(2004)
ニューカレドニアチャレンジャー
出場(2005)
全豪オープン出場(2005)
AIGジャパンオープン優勝(2005)【今回の感想】
天候が心配でしたが、無事に楽しく終われて本当に良かったです。参加者のレベルは様々でしたが、これからもテニスを楽しんで、(強くなりたい!)という気持ちを大切にして続けて欲しいと思います。今回のイベントがそのきっかけになれば嬉しいですね。また、現役選手として参加できたことも意義が大きいと思いましたし、そうした意味でも垣根を越えた交流が出来たと思います。これからもマナーや仲間を応援する気持ちを大切にして、テニスをエンジョイしてください! -
竹内 映二
(たけうち えいじ)
【竹内庭球研究所代表】
デビスカップ代表選手
(1982、85~88)
アトランタオリンピック代表コーチ
(1996)
シドニーオリンピック代表コーチ
(2000)
アテネオリンピック代表コーチ
(2004)
デビスカップ代表監督(2005~)
元伊達公子選手コーチ
財団法人日本テニス協会
ナショナルコーチ(1991~2000)
財団法人日本テニス協会
専任コーチ(1999)
JOC専任コーチ(2005~)【今回の感想】
今回のようなオリンピアンの草の根的な活動に参加することが出来て、本当に良かったと思います。指導の間は子どもたちの笑顔が本当に印象的で、スポーツ文化の普及という意味でもこうしたイベントは大切だなと感じています。
また、運営の方々のご尽力により、非常に流れよく指導も進行できたのも良かったと思います。
講師を囲んで、運営をサポートしていただいた
日本体育施設グループの皆さん、中野区テニス連盟の皆さん
日本大学・青山学院大学・日本女子体育大学の皆さん