オリンピアンふれあい交流事業 - 国立岩手山青年の家
イベント概要
イベント名 | オリンピアンふれあい交流事業(平成17年度オリンピアン巡回指導) - 国立岩手山青年の家 | ||
---|---|---|---|
日時 | 2005年10月22日(土)~23日(日) | 会場 |
国立岩手山青年の家 体育館及びグラウンド |
開会式
- 雨のため、体育館での開会式となった
-
昨日までの晴天が一転して大雨となり、急遽体育館での開会式となった。
雨にもかかわらず、約160 名の参加があり、予定時刻より10分遅れの午後2時40分に開始された。はじめに本会井手事務局長代理より開会の挨拶と国立岩手山青年の家山口所長より歓迎の挨拶が行われた。続いて、講師であるオリンピアンの野田朱美、埴田真紀の両氏(共に女子サッカー・1996アトランタ)を紹介し、開会式は終了した。
- 挨拶する埴田・野田両氏
- 開会式から積極的な交流が行われた
実技指導
開会式終了後の午後3時より、体育館にて実技指導を実施した。会場は、バレーボールコート2面が取れるくらいの広さで、サッカー教室を開催するには、狭い場所での指導となったが、野田・埴田の両氏は、現役時の国際大会、ナショナルチーム合宿や現役引退後の幼児から大人まで幅広い年代を指導する等豊富な経験もあり、体育館での指導メニューも速やかに決定し、対応された。今回は講師2名ということもあり、参加者の年齢構成等を鑑み、AとBの2グループに分け、Aグループを埴田氏、Bグループを野田氏が指導した。
参加者で両氏の現役時代のプレーを知るものは殆どいなかったが、オリンピアンに直接指導を受け、触れ合える現場にいることを実感した子供たちの輝いた目、真剣な態度と各チーム指導者の熱心さが相まって、参加者が自然に講師の話に夢中になっていく姿が印象的で、素晴らしい指導であった。
講演会
実技指導に続いて、午後7時より、講堂において、『私とサッカー、そしてオリンピック』をテーマに講演会が開催された。講演に先立ち、JOC製作によるオリンピック・ムーブメントビデオ『一億人の歓喜』が上映され、オリンピックの素晴らしさが映像で紹介された。続いて、講演に入り、野田氏・埴田氏の両オリンピアンにサッカーを始めたきっかけや現役時代の楽しかったこと、つらかったことなどをお話いただいた。
講演の中では、埴田さんからの「小学校卒業時に担任の先生に色紙に書いてもらった『継続は力なり』という言葉を信じて、(途中であきらめず、最後までやり遂げれば、必ず夢は叶う)と自分に言い聞かせたことで、つらい練習も頑張ることができた。結果、夢であったオリンピック競技大会への出場も叶えることができた。何事も途中で諦めることなく続けることが最も大切であり、皆さんにも、(必ず夢は叶う)と信じて、スポーツを始めとした色々なことに取り組んでほしい。」という話に、参加者も真剣に聞き入る態度が素晴らしく、参加した指導者も、自分が発する一言が子供たちの人生をも大きく変えるという重要性を再認識させられる貴重な講演であった。
- 講演会は講堂で行った
- 講演を行う野田・埴田両氏
- 講師に質問する参加者たち1
- 講師に質問する参加者たち2
指導者交流会
- 野田氏と横山OAJ理事
-
オリンピアンの野田、埴田両氏を囲み、実技指導に参加された指導者を中心としたメンバー26名で指導者交流会が開催された。開会式には出席できなかった本会横山理事(サッカー・1964東京、1968メキシコシティー)にも参加いただき、オリンピアン巡回指導の趣旨説明を含めた挨拶の後、各指導者と指導論等について情報交換を行った。